前回は の地点で止まっていました。
4コマで先に見る
カーニボアの第一歩
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1問題
脳と腸が点線でつながった図 いつもお腹の調子が悪い
植物性の毒素(シュウ酸塩、レクチン)に敏感な人もいます。
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2しくみ
脳の上から芽が出てくる図 ケトン体で脳を
動物性食品中心の食事は、ケトン体を脳の燃料として使わせてくれます。
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3実践
肉、卵、野菜がのった皿とフォーク、ナイフ 牛肉・卵・バター
脂肪とタンパク質の比率をそろえ、水分と塩を増やして始めます。
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4変化
考えにふける人の上で灯る電球 慣れる時期を過ぎれば
初期の副作用を過ぎると集中力が上がったという声も多いですが、まずは専門家への相談を。
カーニボアって何?
カーニボア(Carnivore)食とは、植物性の毒素(シュウ酸塩、レクチン、フィチン酸など)を完全に取りのぞき、人間の生物学的・進化的な原型に合わせて、栄養密度がもっとも高い動物性食品だけをとる栄養戦略です。
- 植物性の毒素をシャットアウト:ほうれん草、豆、ナッツなどに含まれる、自己免疫を刺激する物質や腸のバリアを壊す物質が入ってくるのを、根本からふせぎます。
- 腸の透過性(リーキーガット)の回復:消化しにくい植物性の食物繊維と毒素をなくすことで、腸の上皮細胞の炎症をしずめ、腸のバリアを再生させます。
- 慢性炎症と自己免疫疾患の改善:皮膚の病気(アトピー、乾癬)、関節痛、慢性疲労など、体内の自己免疫反応を大きくやわらげます。
- 代謝の柔軟性:糖をとるのをやめることでインスリンの値を下げ、脂肪をエネルギー源として使う体質へと切り替えます。
- 栄養密度を最大に:生体利用率の高い動物性のヘム鉄(Heme Iron)、亜鉛、B12、体に吸収されやすいタンパク質と脂肪を、効率よくとれます。
初心者のためのかんたんな始め方とメニュー
植物性食品を空にして、動物性食品を中心に献立を組む
まず冷蔵庫から、炭水化物、砂糖、植物油(大豆油、キャノーラ油など)、野菜を取りのぞきます。100%厳格なカーニボアが初心者には負担に感じる場合は、牛肉、豚肉、卵、グラスフェッドバターを中心に献立を組みます。調理のときは、植物性の食用油のかわりにバター、牛脂(Tallow)、ラード(Lard)を使い、塩だけで味つけをします。
脂肪とタンパク質の比率をそろえ、水分と塩を多めに
赤身中心の食事はエネルギー不足を招くので、脂肪とタンパク質のカロリー比が約2:1〜1:1になるよう、脂の多い部位を選びます。食事法を始めたばかりのころは水分の排出が急に増えるので、1日3〜5g以上の質のよい天日塩や岩塩を水に溶かしてこまめにとると、脱水や気力の低下をふせげます。
初心者におすすめの1日のメニュー
- 朝:バターで焼いた目玉焼き3〜4個とベーコン、または温かい牛骨スープを一杯
- 昼:牛サーロイン/リブアイステーキ(塩味)、または豚バラ焼き
- 夜:牛ひき肉のパティ焼き(バター入り)、または薄切り牛バラ焼きと牛すね肉のゆで肉
ケトン体が脳で本格的に使われる前に出ることがある副作用
ブドウ糖中心の代謝からケトン代謝へ切り替わる移行期(ケトフルー)に、脳と体が慣れていく過程であらわれる代表的な症状です。
- ブレインフォグ(Brain Fog)と頭痛・頭の重さ:脳の主な燃料だったブドウ糖の供給が止まってから、ケトン体が血液脳関門(BBB)を効率よく通り抜けて燃料として使われるまでには、時間差が生まれます。このあいだ脳細胞が一時的にエネルギー不足になり、頭がぼんやりしたり痛んだりすることがあります。
- 無気力、めまい、動悸:インスリンの値が急に下がると、腎臓から水分とともにナトリウム、カリウム、マグネシウムといった電解質がたくさん出ていきます。電解質のバランスがくずれ、立ちあがるときにめまいがしたり、全身の力が抜けたり、心臓がどきどきしたりする現象があらわれます。
- 消化器の不調(下痢や吐き気):炭水化物と食物繊維を分解していた腸内細菌が減り、脂肪を消化するための胆汁の分泌量がまだ追いつかないため、ゆるい便や下痢、脂肪の消化不良による吐き気が起きることがあります。
ケトン体が脳と体で使われるようになったときの健康効果
脳がブドウ糖のかわりにケトン体(ベータヒドロキシ酪酸)を主な燃料として使いはじめると、代謝のシステムが完全に正常化します。
- はっきりした頭と脳機能の向上(ブレインフォグが消える):ケトン体はブドウ糖よりも脳細胞で活性酸素(ROS)をずっと少なくしか生まず、活発に ATP(エネルギー)をつくり出します。そのため頭がとても澄みわたり、集中力、記憶力、感情を整える力が最大になります。
- 血糖値のゆれのない、一定で持続的なエネルギー:食後の眠気や、血糖値スパイクによる空腹感がすっかりなくなります。体脂肪と食事でとった脂肪を安定したエネルギー源として使うので、一日じゅうエネルギーが一定のレベルに保たれます。
- 神経の炎症をしずめ、食欲を正常に:ケトン体そのものが強力な抗炎症の信号物質として働き、脳の神経の炎症を減らします。また、食欲をおさえるホルモンの分泌を促し、レプチン抵抗性を改善するので、ニセの食欲やドカ食いの衝動がすっかり消えていきます。
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